【お酒】アルコールとエタノールの違いをわかりやすく解説してみた

アルコールとエタノールの違い

こんにちは、臨床工学技士の秋元です。

お酒の成分のことを「エタノール(エチルアルコール)」といったりするときがあります。

酒税法第1条では「酒類には、この法律により、酒税を課する」と規定されています。この酒税法でいう酒類とは、「酒類とは、アルコール分1度以上の飲料をいう」(第2条第1項)のことです。

勘が鋭い方はお気づきかもしれませんが、「アルコール」と「エタノール」には厳密には違う意味があります。

そこで本記事では「アルコール」と「エタノール」の違いをわかりやすくまとめてみました。

【お酒】アルコールとエタノールの違い

アルコールとエタノールの違い

お酒の成分であるエタノール(エチルアルコール)は、アルコールの一種です。

ですので、「アルコール≠エタノール(エチルアルコール)」ということになります。

そもそもアルコールとはなに?

アルコールの定義

  • Sp3混成軌道炭素に結合したヒドロキシ基(-OH)を持つ化合物
    (かみ砕くと、炭化水素の水素原子を、ヒドロキシ基(-OH)で置換した化合物のことです)

お酒の成分として、よく「アルコールが・・・」などといわれたりしますが、このアルコールは単一の成分を指した言葉ではなくて、あくまでアルコールは総称としての呼び名です。

つまり、アルコールにはいくつかの種類があります。

化学の世界ではアルコールとは、Sp3混成軌道炭素に結合したヒドロキシ基を持つ化合物のことです。
わかりやすくいえば、アルコールとは炭化水素の水素原子を、ヒドロキシ基(-OH)で置換した化合物のことです。

ただし、炭素に二重結合があると、エノールといって、アルコールとは違う物質になるので注意してください。

アルコールの種類

Q アルコールにはどのような種類がありますか?

A 「アルコール」は広義には、エチルアルコール(エタノール)、メチルアルコール(メタノール)、イソプロピルアルコール(2-プロパノール、イソプロパノール)などのアルコール類の総称です。
一般的にはアルコールといえばエチルアルコールを指します。

引用:製品Q&A アルコールについて,高杉製薬株式会社

アルコールの種類

  • エタノール(エチルアルコール)
  • メタノール(メチルアルコール)
  • プロパノール(プロピルアルコール)
  • イソプレパノール
  • コレステロール

アルコールには、上記のとおり様々な種類があります。

ただし、一般的にアルコールといえば、エタノール(エチルアルコール)のことを指しています。

エタノールとメタノールはともにアルコールの一種で、化学構造も非常に似ています。しかし性質は全く異なっていて、メタノールは人体に対して非常に有害で、劇物に指定されています。ちなみにメタノールを10mL摂取すると失明して、30~100mLでは致死量になるといわれています。同じアルコールだからという理由でメタノールを摂取するのは非常に危険です。

アルコールとエタノールの違い

アルコールとエタノールの違いは、アルコールが総称名で、エタノールは「C2H5OH」という物質だということです。

ようするに、エタノールはアルコールの一種であるので、「アルコール≠エタノール」ということになります。

化学の世界で研究者に「アルコールをください!」と頼んだ場合、「どの種類のアルコールが欲しいの?」ってな感じになるわけです。

お酒の成分であるエタノール(エチルアルコール)は、アルコールの一種です。

エタノールとエチルアルコールの違い

  • エタノール=エチルアルコール
    (C2H5OH)

エタノールとエチルアルコールは同じ物質C2H5OHです。

エチルアルコールというのは、国際化学命名法の呼び名で、エタノールは慣用名です。

アルコール≒エタノール(エチルアルコール)の用途

アルコール≒エタノール(エチルアルコール)

  • 手指・皮膚の消毒、手術部位の皮膚の消毒、医療機器の消毒など
  • 食酢、味噌、醤油の原料
  • ハム・ソーセージ、かまぼこなどの練り製品、漬物、生麵類などに添加
  • 台所用洗剤、衣料用洗剤、住居用洗剤

先ほどにも述べたように、アルコールといわれれば、一般的にはエタノール(エチルアルコール)のことを指しています。

用途としては、病院では、手指・皮膚の消毒、手術部位の皮膚の消毒、医療機器の消毒などで使われています。

食品では、食酢、味噌、醤油の原料に使われています。また、保存料としてハム・ソーセージ、かまぼこなどの練り製品、漬物、生麵類などに添加されています。

台所用洗剤、衣料用洗剤、住居用洗剤なんかにも使われています。

まとめ:アルコールとエタノールの違い

アルコールとエタノールの違い

 

アルコールとエタノールの違いは、アルコールが総称名で、エタノールは「C2H5OH」という物質だということです。

ですので、お酒の成分であるエタノール(エチルアルコール)は、アルコールの一種です。

 

というわけで今回は以上です。

お酒の成分であるアルコールとエタノールの違いをわかりやすく解説してみました。少しでも参考になれば幸いです。

 

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